こ食
- 公開日
- 2014/06/16
- 更新日
- 2014/06/16
校長室から
「こ食」と聞いて、「こ」の字に何があてはまるでしょうか。
最近の食生活環境で問題になっている「こ食」には、当てはまる漢字によって意味の違いがあり、様々な「こ食」があります。
栄養の偏りで起こる身体への影響や身に付かない食事のマナーなどが心配されています。
代表的な「こ食」には、以下の7つがあげられます。
・孤食 … 親が出かけているなどで、いつも一人で食べて過ごす
→ 食事が辛く孤独、寂しい。会食が苦手になる。
・個食 … 家族で食事をしても、家族が好きなものを別々で食べる
→ 協調性が育ちにくい
・固食 … 同じもの(好きなもの)ばかりを食べ続ける
→ 栄養バランスが悪く肥満や生活習慣病になる
・子食 … 子どもが好きなメニューばかり食べる
→ 偏食の原因になりやすい
・粉食 … パン類や麺類、ピザなど、粉から作るものばかりを食べる
→ 軟食のため、噛む力が弱くなる
・濃食 … 濃い味のものを選ぶ、又は自分で味を濃くする
→ 塩分過剰摂取や味覚障害
・小食 … ダイエット目的などで、食事の量が少ない
→ 成長期の子どもの発育に影響する
我が家も全く当てはまらないわけではないこともあり、ドキッとします。
しかし、現在では、その他の「こ食」も唱えられ、世の中では、食の問題が大きくなりつつあることが分かります。
・コ食 … テレビを「コの字型」に囲みながら食べる。
→ テレビが中心となり、その他の家族間の会話がない
・戸食 … 戸外で買ってきたでき合いのものをよく食べる、あるいは戸外でよく食べる(外食)。
・庫食 … 冷凍庫にあるものを電子レンジで調理したものばかり食べる。
・枯食 … 乾物のインスタント食品ばかり食べる。
・呼食 … デリバリー(出前)をよく取る。
→ 以上、調理の技能がつかない。家庭の味が伝承されない。
・虚食 … 「○○○料理」といった見栄えや食感などを優先する
→ 十分な栄養が伴わず、また、食に対する経済観念に欠ける
・己食 … 自己中心的な食生活。
→ 栄養バランスが悪く、生活習慣病になる
・・・などなど。うまく考えたモノだと、逆に納得したり、感心したりします。
今週は「愛知を食べる学校給食週間」です。こういう機会に、家庭でも、食に対する話題をしていただければ幸いです。