「書く」ことを鍛える
- 公開日
- 2014/06/25
- 更新日
- 2014/06/25
校長室から
「話す」「聴く」「読む」「書く」と、授業では、言葉に触れる多くの場面があります。
「話す」「聴く」については、「対教師でなく、学び合う仲間に(仲間から)」ということを大切にしている旨を以前に取り上げたことがありますが、今日は「書く」ことについて、お伝えをしたいと思います。
写真左は、道徳の授業(4年)のワークシートに記述をする場面ですが、発問に対して短時間で書き込みができています。これは、思考を放棄せずに考えぬく力があることと、スピーディーに書き込むことの両方が求められますが、日頃の積み重ねにより、多くの児童にその力が身についています。
また、写真右は、体育の授業(2年)のグループごとに用意されたワークシートに記述をする場面です。グループで話し合ったことを、すぐに文章化しています。机上の学習だけでなく、実技を伴う学習でもこのような場面を取り入れています。(体育の授業ですから、もちろん運動量を確保した上での記述の作業です。体育の授業で、話し合いや書き込みに時間がとられていては、本末転倒です。)
このように、低学年の頃から、書くことに対して、場面を設定して繰り返し取り組んでいます。「話す」前に、自分の考えをまとめたり、「聴いた」後に、まとめたりすることで鍛えることもできます。
今年度も「話す」「聴く」「読み」「書く」といった、言葉に触れる機会を多くすることで、昨年までの研究実践のテーマである「自分のことばで表現できる児童の育成」を図っています。