学校日記

○(まる)付け法

公開日
2014/07/03
更新日
2014/07/03

校長室から

「○(まる)付け法」という、一つの指導技術があります。
問題を解いたり、ワークシートに自分の考えを記述したりしているときに、教師が「○」を付けながら机間を回るのです。
これは、愛知教育大学大学院教授の志水廣先生が、その意味と価値について提唱し、広めたもので、活用する教師も多くいます。

指導者が「いいよぉ」「ここがいいねぇ」などと言いながら、○をつけていきます。
○をもらうと子ども達は喜び、自分の解答に自信をもつことができます。
その後の学習意欲も増進させます。
解答の全てが「○」でなくても、その過程や部分的なところに○をつけて肯定的に評価し、声かけをすれば、同じようにやる気にあふれ、正解にたどりつけます。

また、このことを行おうとすると、指導者が子ども達をきちんととらえなければなりません。特に、「良さ」を優先して見取ることになり、必然的に、子ども達を肯定的にとらえるようになります。

子ども達が、意欲的に臨み、力をつけていくのが授業です。そんな授業を成立させる技術の一つに「○付け法」があります。