LEGOブロック
- 公開日
- 2014/07/15
- 更新日
- 2014/07/15
校長室から
誰もがご存じのブロックおもちゃに、「LEGO」があります。
LEGO社はデンマークにある、1934年に社名が「LEGO」となった「おもちゃ会社」で、「LEGOブロック」が誕生したのは、1958年のことです。
そんなLEGOに、私が出会ったのは、1970年代の幼稚園児の頃。20個くらいのパーツで作る「飛行機」が第1号でした。
現在こそ、様々な種類のパーツがあり、いきなりリアルな完成品が楽しめるLEGOですが、昔のLEGOによる遊びは、シンプルな形のブロックを使って、いかに、リアルな形に近づけるか、がテーマでした。
飛行機を組み立ててはバラしてまた作る・・・ということを繰り返すと、変形した飛行機に改良したり、無理矢理ロボットに見立てたものを作ったりと、飽きもせず、色々と作っていたのを、かすかに覚えています。
実は、そんな遊びが幼児にとっては大切だと有識者が言っています。
2×4の突起がついている基本ブロックが2つあると、その組み合わせは、24通りもあります。ブロックが3つあれば、1060通りに。6つあったら・・・、なんと「915,103,765通り」という、訳が分からないほどの組み合わせが生まれます。
突起の数に応じた様々なブロックを組み合わせることで、知らず知らずの間に空間図形に対する認知力が高まっていくのです。
図形単元が得意な子供の中には、幼少より、積み木やLEGOで遊んだことのある子供が多いと言います。図形にふれる経験が後々に生きてくるのです。
と言って、幼児の頃にさわっていないとダメかというと、そうではありません。日本人レゴビルダーの三井淳平さんがハマったのは、中学3年生と言い、アジアで第1号のレゴビルダーとなった直江和由さん(故人)は、LEGO社に営業職として就職したことが第一歩だったと言います。(※レゴビルダー・・・世界レベルのレゴ作品製作技術を持つ人)
デジタルゲームより、きっと脳にプラスに働く「LEGO」。小学生なら、なんら遅くない、「脳の改革」につながりそうです。
ちなみに、写真は、我が家にあるLEGO。
小惑星探査機「はやぶさ」と、大深度有人潜水調査船「しんかい」です。
幼稚園の頃の衝撃が、子の代に引き継がれています(笑)。
LEGO、あなどれないようです。