学校日記

1学期終業式

公開日
2014/07/18
更新日
2014/07/18

校長室から

終業式式辞です。

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始業式では、「みんなが夢中になれる学校」にするために「心と体を鍛える」「自分の命を自分で守る」という話をしました。
この1学期は、大きなケガや事故がなく、まさに心と体を鍛え、471名全員が揃って、こうして1学期の最終日を迎えることができました。
特に、朝礼では「ABCを大切に」「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道」「継続は力なり」などということを話してきました。
特別なことをしなくても、小さなことや当たり前のことをきちんと積み重ねていけば、人は成長できるのを実感したことと思います。

事実、「ABCを大切に」してきた皆さんは、校内の環境を整え、すごしやすい学校にできています。挨拶もしっかりでき、時間も守り、黙掃ができるなど、多くの場面で、あたりまえのことがきちんとできました。おかげで、多くの方から、古北小はいい学校ですねと言われ、先日は地域の方から「あいさつ」についてお褒めのお手紙をいただきました。本当にうれしいことです。
 
1学期の登校日数は、72日ありました。たった72日と思う人がいるかもしれません。
しかし、よく振り返ってみましょう。色々な行事があり、多くの勉強をしてきました。
たった72日ですが、毎日の積み重ねは、確実に皆さんを成長させています。
たくさんの友だちができ、たくさんおしゃべりし、たくさん遊び、たくさんの漢字を覚え、難しい計算ができるようになり、生活や理科や社会でも新しい知識をたくさん学びました。

さて、明日から夏休みです。夏休みは何日あるでしょうか。44日です。
1学期に学校へ通った日が72日ですから、44日という日にちは、随分多いと思いませんか。
44日もあれば、皆さんは、さらに成長できるはずです。
しかし、成長するためには、どう過ごすか、が大事です。

では、どんなことに心がけると良いでしょうか。夏休みも「ABCを大切に」するのです。
夏休みだからと言って、遊んでばかりいたり、ダラダラしたりしないで、自由な時間が増えるからこそ、その時間を大切に使うのです。

二人の生活を見てみましょう。

いつも、しゃきしゃきしている「シャキ夫」くん。
毎日6時には起きて、ラジオ体操に行きます。朝ご飯をきちんと食べた後は、家の手伝いをしたり、新聞を読んだり、できれば宿題もします。9時半には、プールの準備をして、昼までプールに行きます。お昼ご飯をきちんと食べたら、友だちと外で遊んだり、日誌を解いたり、ポスターを書いたり、作文を書いたり、工作をしたりします。習い事に通って、力をつけます。本も読みます。夕方には、その日のニュースを見て、晩ご飯を食べると、仕事から帰ってきた家族との時間を大切にします。その後は、お風呂に入って、明日は何をしようか考えながら早めに寝ます。

一方、ダラダラしている「ダラ夫」くん。
10時頃、ゆっくり起きます。適当に朝ご飯を食べると、早速、ゲームをします。朝ご飯が遅かったので、お昼ご飯は食べません。昼過ぎに、何をするわけでもないのに、大型スーパーに行き、時間をつぶします。帰ってくると、テレビを見て、晩ご飯を食べると、またテレビを見ます。お風呂に入ったと思ったら、夜中までゲームをして、気づいたら12時過ぎ。また明日の朝は遅くに起きることになりそうです。

これを44日続けたらどうなるでしょう。どちらが、成長できるかは、分かりますね。
ぜひ、この夏休みは、自分を成長させるために、1学期と同じようにABCを大切にしましょう。そして、時間がある夏休みです。多くのことにチャレンジしてください。チャレンジすればしただけ、成長できます。

梅雨明けも近くなり、暑くなります。熱中症に気をつけ、交通事故、水の事故に遭わないよう、十分に気をつけ、出校日や9月1日に、元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。

以上で、終業式の言葉とします。

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