終戦特番
- 公開日
- 2014/08/21
- 更新日
- 2014/08/21
校長室から
今夏の、8月15日の「終戦特別番組」の視聴率がふるわなかった、というニュースがありました。
私は、と言えば、映画「硫黄島からの手紙」を見ました。
太平洋戦争の戦況が悪化の一途をたどる、1945年2月19日。ついにアメリカ軍が硫黄島に上陸を開始。その圧倒的な兵力を前に5日で終わるだろうと言われた硫黄島の戦いは、36日間にも及ぶ歴史的な激戦となったのです。その激戦を指揮した小笠原方面最高指揮官・栗林忠道陸軍中将(渡辺謙さん)と、まだ見ぬわが子を胸に抱くため、生きて帰ると誓った西郷(二宮和也さん)を中心に、描く物語は、戦争の悲惨さを伝えてくれます。
映画は141分という時間により、テレビでは、残念ながら大きくカットされていたため、残念な感じは否めませんでしたが、しかしその話には、色々と考えさせられるものがありました。
別の日ではありますが、横井庄一さんがグアム島で28年間生きた様子を伝えた「世界仰天ニュース」でも、新たに知ることがあり、随分と勉強になったものです。
「戦争を風化させない」と言うものの、戦争を知らない世代が、事実を知ろうとしなければ、風化はどんどん進んでしまいます。
「視聴率がふるわなかった」ということですが、番組製作会社には、ぜひ、これからも数字を気にせず、事実を伝え続けてほしいと思います。
ちなみに、一昔前は、必ず映画「火垂るの墓」を放映し、必ずテレビの前で号泣していたものですが、最近は、放映していないような・・・。いつかは秋に放映していたので、時期がずれたタイミングで放映されるのかな。家族で見るには、子ども達に、戦争の悲惨さが伝わりやすい良作だと思うのですが・・・。
いずれにしても、大人が、子ども達の世代に伝えていかないといけないですね。
(写真は、映画「硫黄島からの手紙」のワンシーンです)