学校日記

2014.9.3 避難訓練

公開日
2014/09/03
更新日
2014/09/05

校長室から

「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」。
この言葉は、スポーツや様々な発表会などで用いられる言葉です。
学校で行われる避難訓練もまさに、そんな姿勢が求められます。

今日、「地震発生」を想定に行われた避難訓練では、訓練の参加態度に対して自己評価をさせたところ、多くの児童が、「100点満点」でできたと振り返ることができました。特に、6年生は、しっかりした態度で、「さすが最上級生」と思わせる態度でした。まさに「全力」で、訓練に参加していました。
しかし、全校児童を見渡すと、中には、「そうではなかった」ときちんと振り返ることができている児童もいました。100点でなかったことは残念でしたが、客観的な振り返りができていることは、評価できます。「何がいけなかったのか」。そんな反省がきちんとできている児童は、きっと次回の訓練で、100点満点で参加できるものと思っています。

本校は幸いにも、海から離れており、津波の心配はありません。しかし、同じ愛知県内でも海に近い学校は、毎月のように、高台に走って逃げる訓練をすると聞きます。また、いざというときに逃げ切ることができるよう、体力をつける活動をしている学校もあると聞きます。少しでも、早く避難できるよう、避難経路の道幅を広くしたり、複数のルートを確保したりと、その対策や対応に、常に改善を図っています。常に全員が100点満点で訓練に臨むところは、私たちが見習わなければならないところがあります。

また、災害発生時に、大人がそばにいるとは限りません。「子どものみ」のときに、いかに適切に、そして全力で自分の命を守ることができるかどうかは、大きなポイントになります。

学校では、防災に関する指導をしますが、ご家庭でも、折に触れてそんな話題をしながら、家族で防災について考える機会をもち、悲しい思いをしないようにしたいものです。