学校日記

2014.9.5 自由研究

公開日
2014/09/05
更新日
2014/09/05

校長室から

現在、3年生から5年生の、夏休みに行った「自由研究」のレポートが、教室前の廊下に掲示されています。なかなかおもしろい研究や作品が盛りだくさんです。

・植物や生物の成長や行動を観察したもの
・生活の中の疑問を科学的な実験により比較証明したもの
・自然事象を科学的に再現したもの
・環境問題に関する実験
・旅行先で学んだことをまとめたもの
・興味のある事象を追求しまとめたもの
・身近なものを使った制作物・アート

などなど、見ていて飽きません。さぞ、お父さん、お母さんも苦労されたことと思います(笑)。

しかし、本当のところ、小学生ですから、「自分だけで取り組む」ということはなかなか難しいと思います。と言って、親がやってしまってはいけません。付かず離れずの距離感で、関わってあげるのが大切だと思います。

「何をしていいか分からない」と言われるご家庭もありますが、今は便利な世の中で、本以外にも、インターネットでヒントはたくさん知ることができます。中には、実験の手順を動画サイトで見ることができるものもあります。
同じ実験や観察でもかまわないと思います。今まで行ったことがなければ、自分の手で「追試」をすることで、新たな発見となり、大きな学びになると思います。
また、親子で、今までやったことのなかったことをすることで、互いに学ぶことがあるでしょうし、さらに学びたいというきっかけ作りにもなるかもしれません。
そして何よりも、一緒に時間と空間を共にすることで、コミュニケーションも増すことでしょう。

「大変な」自由研究かもしれませんが、こうしたプラス作用がいくつかあるはずです。がんばった子は、発表会で、自信をもって発表し、生き生きとしています。

最後にアドバイスを。
多くの児童がすでに実践していますが、イラストもいいですが、写真や実物はさらに説得力が増します。実験や観察の手順を写真で追ったり、途中経過や結果を写真や実物で比較することをおすすめします。また、数値(表)やグラフを使うと、比較しやすく、理解しやすくなります。模造紙や大きな画用紙にまとめるときは、タイトルを大きくするといいです。冊子の形にすれば、順を追いやすく、経過がわかりやすいですね。

ということで、お父さん、お母さん、来年もぜひ、よろしくお願いいたします(笑)。