2014.9.18 新幹線から思うこと
- 公開日
- 2014/09/18
- 更新日
- 2014/09/18
校長室から
先週末の帰りの東京駅で、新幹線に乗ろうとホームにあがり、東北・上越・山形・秋田・長野行き新幹線ホームを見ると、E7系「あさま」、E5系「はやぶさ」、E2系「はやて」が並んでいるではないですか(写真下は、「はやぶさ」発車後、はっきり見える「はやて」)。男子の多く(?)がちょっとうれしい瞬間です。
しかし、こうした数々の新幹線を開発することができるのは、日本ならでは、と言えるでしょう。技術力の高さに加え、緻密さは、世界が認めるところです。
外国人の利用者は、新幹線に高い評価をしています。「車両が静か」「シート間も飛行機のように狭くなく快適」「車両内がとにかく清潔」「液晶パネルでアナウンスしてくれる」という車両そのもの評価に加え「1分以上遅れない」「安全面に優れている」「ホームも快適」など、新幹線のシステム全体を高く評価する声があります。中には、「乗車時に乗務員が礼をしてくれる」なんて評価も。
アジアやヨーロッパ各国の“新幹線”に詳しい人々が、そう評価するのですから、間違いはないでしょう。
また、新幹線だけではなく、自動車などの工業製品や電化製品など、世界でその品質の良さは認められるところであり、世界で最も古い木造建築物(法隆寺)があったり、世界一長いトンネルや橋を作ったりしているところからも、同様に世界から高い評価を受けています。
「日本の若者は自己評価が低く、将来を悲観している」という国の調査結果が少し前にありましたが、同時に「『自国の役に立ちたい』と考える若者の割合はトップ」という結果も出ています。「役に立ちたい」−ここが重要なポイントだと思います。だから、こうして発展し、便利で安心・安全に暮らせるのだと思います。
「謙虚」で「まじめ」な日本人気質に対して、私たちは、もっと自信をもっていいと思います。それだからこそ、世界で評価されているのです。
古北っ子には、ぜひ、謙虚でありながらも、自分に自信をもてる人になってほしいと願っています。また、そう思えるような指導をしていきたいと考えます。
「新幹線」から、やや大きな話になってしまいました(笑)。