学校日記

2014.9.21 宇宙開発

公開日
2014/09/21
更新日
2014/09/21

校長室から

またまた、宇宙ネタですみません。
今日は、一宮地域文化広場にて、国立天文台に勤めてみえる宇津巻竜也さんの「君も宇宙に行こう!」と題した講演を聴きました。

内容は、宇宙開発にまつわる話を、スライドや動画を交えて、分かりやすく説いていただいたものです。「宇宙に行く方法」「なぜ宇宙に行くのか」「はやぶさ2について」「JAXAの主な地球観測衛星」「日本人宇宙飛行士について」など、興味深い話ばかりでした。

「なぜ宇宙に行くのか」は、「宇宙に行かなければ見えないものがあること」「宇宙の環境だから研究できること」などがあげられます。しかし、宇宙に行く方法は、現在は「ロケット」しかありません。ロケットに積み込めるものに限りがあるため、人口衛星や観測機の大きさも制限があります。そこで、人工衛星・観測機の開発にも、大きさ、重さを考えた上で、必要な機能を持たせる工夫が必要となります。そんな機器を開発する人類の知恵に感心するばかりでした。
特に、「はやぶさ2」は、「はやぶさ」より進んだプロジェクトになっており、その動画は、「それはすごい!」と思うものでした。
飛び立つのは、この12月。期間予定は2020年末だそうです。プロジェクトが成功すれば、世界初となるもので、ぜひ、成功させて地球に帰還してほしいと思いました。
ちなみに、天文マニアの人は、すでに、「はやぶさ2」が帰還する2020年末のスケジュールを立てているとか。「はやぶさ」同様に、オーストラリアに帰還するとのことで、オーストラリアへ行く計画を立てているそうです。すごい人が世の中にはいるものです。

現在、宇宙に行ったことがある人は、全世界で500人を超えます。しかし、日本人はまだ9名です。日本の人口の割合からするとまだまだ少ない人数です。毛利衛さんらの「科学者」や、若田光一さんや山崎直子さんらのような「エンジニア」や、向井千秋さんらの「医者」など、様々な職種の人がいましたが、狙い目は「医者」だとか。医者は、過去5回の選考会のうち、3回で選ばれているからだそうです。

間もなく、民間人でも宇宙に行けるという時代が来るそうです。
古北っ子の中からも、ひょっとしたら、そんな人が出るかもしれません。
そんな日を楽しみに待ちたいと思います。