2014.9.30 お弁当
- 公開日
- 2014/09/30
- 更新日
- 2014/09/30
校長室から
今日のお昼は、給食ではなくて「お弁当」です。忙しい中、お家の方が愛情を込めて作っていただいたのが伝わってきます。ありがとうございました。
さて、「運動会」後に実施した「オンライン・アンケート」には、「どうして、予備日は弁当なのか。給食にしてほしい」というご意見が数件ありました。きっと、忙しい中、お弁当を作らなければならず、そんなところから出たご意見だと思います。お気持ちはよく伝わってきます。
まず、給食の発注について説明いたします。
学校は、学期ごとに、「大量欠食の日」(学校・学年単位で給食をカットする日)を教育委員会(給食センター)に報告しています。例えば、2学期分の報告であれば、7月初旬までです。献立が2〜3ヶ月前に確定することから、材料の発注の関係で、そのタイミングになります。ですから、あらかじめ運動会予備日に給食を実施するか、弁当にするかを早い段階で決定しておかなければなりません。「予定通り土曜日に運動会が実施できたから、3日後の予備日は給食にします」というわけにはいきません。
次に、本校が弁当にしている主な理由は、次の通りです。
運動会を実施すると、子ども達の控え席は、教室で使用している椅子を持ち出して座ることになります。仮に、予備日に運動会を実施することになった場合、昼食をとるために教室に戻ると、椅子が無くて机のみになります。よって、その場合は、「立ち食い」か、複数の皿、牛乳瓶等を床のナフキン上に並べることになり、マナー面や衛生面、安全面に問題が伴います。
また、本校のプログラムは、昼食時間が45分間になっています。もう少しゆとりがあるといいかもしれませんが、これ以上になると、食後の児童が時間を持て余してしまったり、閉会が遅くなったりするため、この時間に設定してあります。しかし、この45分間は、弁当だから可能な時間であり、給食にすると、運動場から教室への移動の時間に準備・会食・片付け・移動の時間が加わり、非常に厳しい時間になります。
以上のようなことから、本校は、予備日を弁当にしています。
お家の方は大変だと思いますが、食べているときのうれしそうな表情は、やはりお弁当でしか見られないものです。また、本日は、6年生のように体育館で一堂に会してみんなでお弁当をいただきました。そんな楽しさもお弁当ならでは、と思います。
お弁当がもたらすメリットや、予備日に運動会を開催し給食にしたときのデメリット、さらには、台風接近時のように急な対応でないこともふまえていただきながら、お弁当持参にご理解いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。