2014.10.15 高1の9割スマホ所持
- 公開日
- 2014/10/15
- 更新日
- 2014/10/15
校長室から
10月13日付の中日新聞に、今年6〜7月、愛知県など16都道府県の高校・高専1年生約3,700人を対象にした総務省の調査によると、約9割がスマートフォンを所持し、このうち、3時間以上の使用は、平日で「34.1%」、休日で「50.3%」、休日の6時間以上は「15.7%」いたという記事がありました。
パソコンや、従来型の携帯電話のいわゆる「ガラケー」の所持率は減り、スマホの所持率が年々増加し、使用時間も増えているということです。
古北っ子の6年生も、あと4年半もすれば高校1年生です。そう思うと、そんなに遠くない話です。ちなみに、古北っ子の6年生(69人)で換算してみると、学年の約半分の35人が、休日には3時間以上のスマホを触り、10人が6時間以上触る人がいるというのですから、驚きの数字です。4年半も経てば、世の中はどうなっているか分からないので、なんとも言えませんが、古北っ子がそんな状況になるのは、なんだか想像したくないですね(笑)。
スマホは、パソコンがなくても調べ物ができ、英語のリスニングの勉強をするためにデータをダウンロードしたり、単語帳のアプリをインストールしたりするなどすれば、学習に有効活用することが可能です。さらにメッセンジャーアプリを上手に使えば、部活動の緊急連絡などにも使用できます。
問題は、どのような使い方をしているか、ということ。3時間も、6時間も、常に有効な使い方をしているかというと、そこはどうかと思います。必要以上のゲームやメッセンジャーアプリによるやりとり、ダラダラしたネットサーフィンなどは、やはり時間の無駄でしょう。先日の本HPの記事のように(参照:2014.10.12 ゆとりがない子ども達の放課後?)、「ゆとりがなくなる」「無駄に感じる」のは、“推して知るべし”です。
余談ですが、大学生になると、通信費や端末費にお金をかけるために、嗜好品(たばこ、お酒)などに手を出さなくなり、余分な出費はできるだけしないとか。
その人の生活スタイルをも変えるスマートフォン。恐ろしい道具です。
高校生以下はまだ「子ども」であり、自らは契約できません。契約した保護者が、「どういう使い方を認めるか」が、重要になってきますね。