学校日記

2014.10.14 スーパーコンピュータの力

公開日
2014/10/14
更新日
2014/10/14

校長室から

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https://konan.schoolweb.ne.jp/2310018/blog_img/60397381?tm=20250203120257

台風19号が日本列島を縦断し、太平洋に出たところで、温帯低気圧に変わりましたが、上陸する前から「スーパー台風」と言われ、その威力を警戒していました。
ちょうど、そんな台風の動きを知るために、昨夜、NHKのニュースを見ていると、ご覧になった方も多いと思いますが、CG(コンピュータグラフィック)を用いて、とてもわかりやすい解説をしていたのが印象に残りました。

調べてみると、災害時に発生し得るリスクを最大限に抑えるため、より大量のデータをより速く、より分かりやすく表示することを目指した、ソフトウェア「NHK Digital Earth」というものが用いられていたということ。

写真のように、風の流れを可視化したり、浸水状況を表示したりできるものですが、職業柄、「『理科の教材』で使えるのでは」と思うような、分かりやすいものでした。

これは、様々なデータをスーパーコンピュータで解析し、複合することで、必要なデータを提供するものです。瞬時に表示できるあたりは、まさに、解析するスーパーコンピュータなせる技です。少し前に、その開発費を巡って「世界で2番ではダメなんですか」という言葉が取り上げられたことがありましたが、やはり、優れていれば優れているほど、より精度の高いデータは減災や防災に役立ち、私たちの生活を暮らしやすいものにしてくれます。

しかし、提供される情報だけで全てを判断するのは危険なことです。人間として「五感」に「客観的なデータ」や「過去の事案」を加え、それらをもとに、最善の判断をしたいものです。

ちなみに、このサイトもすごいです。ちょうど、NHKニュースで表示されていた風の流れなどは、同じように見ることができます。スーパーコンピュータが予報する世界中の気象状況がビジュアライズに表現され、3時間ごとに更新されます。風、気温、可降水量、雲水量、体感温度などが可視化されるサイトです。ぜひ、ご覧になっては?

■地球
 http://earth.nullschool.net/jp/