2014.10.19 箱根駅伝予選会
- 公開日
- 2014/10/19
- 更新日
- 2014/10/19
校長室から
2015年1月2・3日に行われる「東京箱根間往復大学駅伝競争(通称:箱根駅伝)」の予選会が、昨日10月18日(土)に行われました。
毎年、箱根駅伝当日は、胸を熱くしながら見ていますが、上位10校にしか与えられない本大会出場権をかけた予選会の戦いは、出場校数だけのドラマがあります。48校の出場となった今回は、本大会同様に、胸を熱くしながら見られずにはいられませんでした。
今年も、1925(大正14)年からの本大会連続出場を86に伸ばしたい、最多出場回数を誇る中央大学は注目するところでした。昨年も同様に予選会からの出場となりましたが、昨年の予選会は12位。「90回記念大会」ということで、予選からの出場枠が3校増え13校とになったところにかろうじて滑り込み、本戦出場を果たしました。今年はどうなるのか、と思っていると、予選会を7位で通過し、本大会出場を決めました。
今回、初出場を決めた創価大は、42校目の箱根駅伝出場校に名を連ねることができました。本大会出場歴の有無が、力のある高校生の入部に大きく響くため、本大会出場を果たすのはかなり難しいことですが、ついに、創部42年目で出場を決めたのです。
しかし、そんな中、常連校の東京農業大学や法政大学、専修大学は敗退。東農大は、10位と49秒差です。10人の合計タイムで順位を競う予選会は、「一人5秒」を削り出せば、クリアできた数字です。一人のおよそのタイムが1時間ほどですから、それと比較すると、まさにわずかな「5秒」です。「一人5秒」と言えば、法大は、今年の箱根駅伝本大会で、10位以上に与えられるシード権をわずか50秒足らずに11位となり、シード権を獲得できませんでした。「一人5秒」に泣いたのです。さらに、今回の予選もクリアできなかったというのですから、関係者の落胆ぶりは相当のものでしょう。過去75回の出場を誇る大学がそうなるのですから、89回の出場を誇る中央大学がいかにすごいことを続けているかが分かります。ちなみに、出場回数で言えば、東農大は69回、専修大は68回です。これらの学校も伝統校の中の伝統校です。
がんばることの素晴らしさ、そして難しさ、厳しさ。様々なことを感じた予選会でした。参加した選手に心からエールを送りたいものです。
ところで、過去には、江南市出身の箱根駅伝ランナーもいました。古北っ子から、そんなランナーが出る日が来ないかな・・・、と夢を見るのでした。