2014.10.25 タブレットを用いた授業
- 公開日
- 2014/10/25
- 更新日
- 2014/10/25
校長室から
今日は、中学生の我が子の学校公開日にお邪魔し、授業を拝見しました。
すると、3年生の数学の授業で、全員がタブレットPCを手にした授業が実施されていました。
単元は二次関数。課題がタブレットPC上に送信・提示されると、タッチペンを用いて、通常のノートと鉛筆のように解いていきます。これまでなら、通常の授業と何ら変わりませんが、解いた後に、「完了」のボタンをタッチすると、生徒の画面が親機に送信されます。すると、解答が一覧表になって、黒板上のスクリーンに次々と表示されていきます。ちょうどクイズ番組で、10人以上の解答者が一斉に解答をし、記述した解答が画面いっぱいに並ぶのと同じ感覚です。
その中の一つを選ぶと、大きく表示されます。黒板に、児童や生徒が解答を記入しに来るのと同じ要領ですが、そのような手間はありません。座ったままで、余分な時間をかけずにテンポ良く進んでいきます。
練習問題を数問解けば、その進捗状況も一覧になって表示できます。結果も保存できるので、評価にもつなげることができます。
先生に聞くと、初めてタブレットPCを用いた授業とのこと。しかし、子供の対応力はさすがで、最初は「オー」「ワー」といちいちリアクションをしていたものの、すぐに落ち着き、何事もなかったかのように使いこなしていました。
文科省は、2020年までに一人一台の情報端末を用いた教育活動の展開を目標にすることなどを盛り込んだ、「教育の情報化ビジョン」を発表しています。実は、今から4年前の平成22年に、です。
江南市は、まだ、それに向けた動きは表立っては見えてきませんが、近隣の小牧市では、今年度、各学校に9台ずつタブレットPCを導入しました。1人1台の前に、まず、授業で班に1台が行き渡るようにしたものです。全国的には、「学校に40台」「全児童・生徒に」などという自治体も現れ始め、「10年後」を見据えて発表されたビジョンも、いよいよ6年後となり、2020年に向けた動きが出てくるようになりました。
6年後といえば、古北っ子の1年生が中学生1年になるときです。中学校で、そんな授業を行うのが一般的になるというのです。現在、幼稚園・保育園に通っている子は、小学校で実施することになるのです。そんなに遠い未来の話ではありません。
今後、江南市はどうなっていくのか。何か変化があれば、またお伝えしていきたいと思います。