学校日記

2014.10.29 宮田中学校研究発表会に参加して

公開日
2014/10/29
更新日
2014/10/29

校長室から

昨日は、午後から、宮田中学校の研究発表会にお邪魔しました。「学び合い高め合う生徒の育成」という研究主題は、「学び合い」を成立するための「授業スタイル」の共通理解を全教科で図り、互いに高め合う集団作りをめざしたものです。

どの教科の授業も、「話す・聞く」ときのルールが徹底されており、全員が授業に前向きに参加している様子が良く伝わってきました。同様な学びのルールは本校も実践していますが、本校が及ばないほど、きちんと「授業スタイル」が確立している印象を受け、改めて勉強になりました。
しかも、各教科で見られたその様子は、小学校からの延長のもの。宮田中学校区の宮田小学校、藤里小学校が同一歩調で実践をする「小小連携」の上で成り立つ「小中連携」です。

また、中には、教師の教科の関係で、授業公開をせずに自習になる教科(教室)もあったのですが、授業を公開している教室と同様に、自習の様子を公開していました。

写真のように、「自習」であることを学級表示板に掲げ、その自習内容も一覧にしています(写真左上)。さらに、その内容を黒板にきちんと板書し(写真右上)、教科委員が内容に沿って確認・指示を出し、自習を進めていきます(写真左下)。教師がいなくても、教科委員の指示により、全員による音読を行い、プリント学習をした後、最後は達成度を測るためのテストをする中身の濃い自習です。
この実践(自習公開)は、研究実践の参考にされたという岐阜市立東長良中学校が実際に行っているものですが、先進校同様に、こうした様子も公開しているのを見て、感服しました。

というのも「自習の様子を見れば、学校や学級の雰囲気が分かる」という、教育業界のセオリーがあります。それに当てはめれば、宮田中学校は、「静かに自習ができること」の上を行く、生徒の手で自習という「一人学び」を成立させることができる、まさに落ち着いた学校です。

本校がある北部中学校区も、そんな実践に大いに刺激を受けた、研究発表会でした。
来週の11月4日(火)には、扶桑町立柏森小学校の研究発表会にお邪魔します。そこでも、色々と勉強させていただこうと思っています。その様子は、またお伝えします。

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