学校日記

2014.11.29 プロフェッショナルとは

公開日
2014/11/29
更新日
2014/11/29

校長室から

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NHKで放送されている「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」は、各界の第一線で活躍している人の、仕事に対する「流儀」を知ることができ、よく見るテレビ番組の一つです。

11月24日放送の番組で取り上げられていたのは、桜花学園高校女子バスケットボール部顧問の井上眞一先生でした。
指導者の井上先生は、桜花学園高校で、既に50回以上の全国制覇を達成していますが、以前は、名古屋市の公立中学校の教師であり、100点差をつけられるチームを名古屋市内で優勝するチームに導き、やがて、全国制覇6連覇という偉業を達成した、すごい先生です。
私自身がバスケットボール部顧問をしていたこともあり、その指導の裏側は非常に興味深く、自分の過去の指導と重ねながら見ていました。

番組中の、バスケットの指導をする井上先生の姿からは迫力が伝わってきます。実際、井上先生にはお目にかかったことがあるのですが、バスケットの指導場面では、そのオーラに、自分自身がとても緊張していたのを覚えています。

番組では、「『そういうふだんの態度だからプレーがうまくいっていないんだ』とかを言いがちなんですね。僕はそれは反対で、一生懸命やる、ひとつのことを一生懸命やることができる人間っていうのは、必ず人間的に成長していくというふうに信じています」と言われ、ドキッとしました。私自身が、普段の態度とプレーを関連づけて指導をしていたからです。指導の原点に、「何かを一生懸命打ち込む人間に対して、信じる」というものがあることを知り、同じ指導者として、大切にしたい姿勢だと思いました。

そして、番組最後に必ず問われる「プロフェッショナルとは」の問いには、
「自分自身の限界を決めないで、チャレンジし続ける。そして、それを楽しめる人」
と。間もなく70歳になろうとする名将の、今なおチャレンジし続ける姿勢は、大いに見習わなければならないものだと思いました。そして、この言葉は、「古北っ子」にも、もってほしい姿勢だな、と思いました。