2014.12.14 アドリブの力
- 公開日
- 2014/12/14
- 更新日
- 2014/12/14
校長室から
週末は、大阪・兵庫と、関西方面に出かけました。
中でも、なんばグランド花月での漫才や「吉本新喜劇」は、お腹を抱えて笑い続けました。終わってから席を立つと、近くにいた観客から「最近の中で、一番面白かった」という声が聞こえてきたくらいです。
しかし、感心するのは、出演者の力です。爆笑に次ぐ爆笑は、どこまでが台本で、どこがアドリブか分かりません。すべてを笑いにつなげます。
特に「茂造爺さん」演じる、座長の辻本茂雄さんのアドリブのキレ味は鋭いものがあります。
途中、共演者が台詞を忘れるというハプニングがありましたが、当然、茂爺が笑いに変え、その切り返しのうまさにさらに共演者がたじろぐ場面も。
日頃から、上手く乗り切らないと「アドリブ弱いんやから〜」と容赦ないツッコミも入ると言います。
共演者の台詞を上手くつなぎ、間やテンポも絶妙で、繰り出す笑いは、ある意味真剣勝負。そのうまさに、感心するほどです。
しかし、言ってみれば、教師の授業も同じです。
予測していなかった子どもの発言も、うまく対応するテクニックが要ります。それは、まさにアドリブ力に関わってきます。
そして、多くの子どもたちの発言をつなげる力も必要です。考えをうながすための間の取り方や、まとめに向けるテンポも大切になってきます。
「教師は落語を見ると良い」という先生がみえますが、その意味がよく分かります。
そんなところから、楽しみながらも、ある意味、究極の「言語力」と「表現力」学んだ(?)週末となりました。
またいつか、「研修」(?)に行きたいものです(笑)。