学校日記

2014.12.27 「我慢して立派な選手に」

公開日
2014/12/27
更新日
2014/12/28

校長室から

今季までメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで活躍したイチロー選手。
そのイチロー選手が、23日にあった「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の表彰式で、語った以下の言葉が印象的でした。

「今年の僕が何か言えるとすれば、それは我慢ということではないかと思いました。大人になると、自分の思いだけでは進めない。我慢して、自分を抑える。前に進むにはこれしか方法はない」

「アメリカでの14年が終わって、ラテン系の選手は主張が強く、自分を出す人が多いと感じた。でもグラウンドではできないことの方が多い。それより、自分をグッと秘めて、やるときはすごいという日本人的スタンスの方がカッコいいと思う」

先発を外れる試合が増加した今季を振り返り、「我慢」の大切さを語ったものだと思います。しかし、日頃から、自分の調子をベストな状態に保つためには、あらゆる事に対して「我慢」をしているイチロー選手ならでは、の言葉とも思いました。イチロー選手の日常の全てを表しているようにも思うのです。

表彰式を終えた選手が「自分には我慢が足りない」と言っていたのが、また印象的です。217チームの頂点に立った、優勝したチームのキャプテンがそう言うのです。イチロー選手は、

「217という数は高校野球で言うと一番多い県でも190前後。200以上のチームが集まるのはとても珍しいし、そのうちの3チームに残ったということはとんでもないことをしたということ。これを誇りに思い、自信にして野球人生を歩んでいってほしい」

というのですから、その結果の素晴らしさはイチロー選手も認めるところです。そんな結果を残した小学生の選手がそう言ったのです。

人は色々な欲求をもっています。小学生で言えば「もっとテレビ・ネットゲームで遊びたい」「もっと遅くまで寝ていたい」「もっとお菓子を食べたい」などといったところでしょうか・・・。
それらに対して、古北っ子のみなさんは、どれくらい「我慢」ができているかな。
「できてないなぁ」と思った古北っ子は、新しい年を迎えたら、そんなことに気をつけてみるといいかもしれませんね。

(写真は、「web Sportiva」より引用)