学校日記

2014.12.28 たかが歯ブラシ?

公開日
2014/12/28
更新日
2014/12/28

校長室から

正しい歯磨きを行うことで、丈夫な歯を維持できますが、歯ブラシが痛んでいると、効果が低下します。

「教育新聞」(12/18付)に「たかが歯ブラシされど歯ブラシ」というタイトルで掲載されていた、日本大学歯学部医療人間科学教室教授の尾崎哲則医学博士の記事によると、「1日3回歯磨きを適切に行うと、およそ4週間で歯ブラシは交換の時期になる」とのこと。これには驚きました。そんなペースで歯ブラシを交換していなかったからです(但し「適切に」行っているかどうかが重要ですが・笑)。 

博士によると、歯ブラシの毛の「しなり」が大切で、使っているうちに、目に見えない小さなひびが生じ、「しなり」が低下していくとのこと。
「肉眼的にいうならば、新品の歯ブラシの毛は透明ですが、使っているうちに白くなっていきます。これは、目に見えない小さなひび割れが増え、透明感が失われたためにおきます。歯ブラシの毛が疲労し劣化している証拠です」
とあり、「なるほど。確かに、使っているうちに白くなっている」と思いました。

「後ろから見て、柄より毛先が広がっていたら交換」というのを基準にする人が多いと思いますが、それは、すでにかなり痛んだ歯ブラシであり、歯ブラシの能力を発揮できないようです。

記事にはその他に、毛の太さや長さ、素材などについても細かく解説がなされていました。「たかが歯ブラシ」ではないようです。

年末で、様々なものを片付け、新年に向けて新しいものと交換することもあると思いますが、歯ブラシも交換すると、気持ちよく新年がスタートできるかもしれませんね。