学校日記

2015.1.14 朝おきてから・・・

公開日
2015/01/14
更新日
2015/01/14

校長室から

丹葉地区(江南・犬山・岩倉・扶桑・大口の3市2町)の栄養教諭・学校栄養職員が行った「食生活アンケート」(小4、中1・3を対象。1学期末に実施)の結果を見る機会がありました。

アンケートは「朝ご飯」にまつわるもので、「食べていますか」「誰と食べますか」「何を食べますか」「排便はありますか」など、計11の質問から成り立っているものです。

本校の傾向は、多くの設問において、丹葉地区の小4の平均値と大きな差異はありませんでしたが、「2問」だけ、他と違う傾向が見られました。

一つ目は、「朝起きてから家を出るまでに、何分ぐらいありますか」というもの(上図)。
この設問の結果は、市内の10小学校の中で、「最もゆとりのない朝」であることがわかりました。校区には、2km前後の通学路の校区がいくつかあり、早い時間帯に出発しなければならない児童も多くいますが、「最もゆとりのある朝」を送っている市内A小学校との差はかなり大きなものです。「朝、車で送ってみえる家庭が少し多いかな」と思うところは、こんなところも理由の一つかな、と思いました。幸い、「急いで事故に遭う」とか、「忘れ物が多い」ということはありませんが、少しゆとりをもった朝を迎えられるといいように思いました。アンケートは夏にとったもので、その季節でこの値ですから、寒くて布団から出にくい今の時期はなおさらでしょう。

二つ目は、「朝ご飯は誰と食べることが多いですか」というもの(下図)。
この設問の結果は、市内の10小学校の中で、「家族揃うことが最も少ない」ことがわかりました。
最寄りの駅・バス停から遠い校区がいくつかあり、保護者の方が、朝早くに出勤される家庭が多いと思われるので、このような結果もあると思われます。
しかし、見方を変え、上の設問と関連づけると、保護者が朝食を済ませた後に、遅く起きてきた子どもが、兄弟姉妹のみで食べている…、ということも考えられます(※クロス集計がないため、あくまでも推測)。
幸いにも、「1人で食べる」という家庭は、市内の10小学校の中で、少ない方から2番目でした。

ゆとりをもった朝を迎え、1人でも多い家族とともに、会話を交わしながら朝食をとる…。可能であれば、そんな朝の過ごし方ができれば、と思います。各家庭の実情を振り返っていただければ幸いです。