学校日記

2015.1.15 インフルエンザの威力

公開日
2015/01/15
更新日
2015/01/15

校長室から

少し前ですが、1月9日付中日新聞夕刊「夕歩道」に、以下のようなコラムが掲載されていました。

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 「わしを土俵上で倒すことはできない。倒れているのを見たければ、風邪をひいたときに来い」と豪語した、という逸話が残るのは江戸後期の横綱、谷風。後の横綱の模範とされた名力士である。

 当代の白鵬と同じ連勝記録63は、年二場所時代、4年がかりの偉業。土俵では負け知らずの横綱だったが、皮肉なことに言葉の通り、江戸の街で猛威を振るった流感に襲われ急逝してしまう。

 その谷風の命日にちなみ、1月9日は「風邪の日」とも。冷え込み厳しい寒の内、今冬もインフルエンザが広がり始めている。伝説の大横綱さえ押し倒した見えない敵である。油断なく予防策を。

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現役の大横綱でさえ倒してしまうインフルエンザ。そんなインフルエンザが広がりを見せています。

「早めにかかっておけばいい」なんて言う人もいますが、とんでもないことです。インフルエンザの感染にともなって発症する「インフルエンザ脳症」は、最悪の場合、命を落とすような重病です。幼い子どもが罹りやすいというのですから、おだやかではありません。国内でも年間に100〜150例もあるのです。

また、インフルエンザは、大きく3種類(2種類のA型と、B型の計3種類)が例年流行するため、最悪の場合、その全てに感染し、3回も高熱でつらい思いをしなければなりません。
 
まず、予防を徹底し、「おかしいな」と思ったら、無理をせずに学校を休み、家の人がいる中で、安静にしましょう。流行がおさまるまで、しばらく注意が必要です。