2015.1.26 全国学校給食週間
- 公開日
- 2015/01/26
- 更新日
- 2015/01/26
校長室から
学校給食は、今から120年位前(明治22年)に、今の山形県・鶴岡市の忠愛小学校で、食事が食べられない貧しい子ども達に、昼ご飯を食べさせたのが始まりだと言われています。
その後、第二次世界大戦が始まり、給食は一時中止になりました。昭和20年に戦争が終わると、日本の子ども達は、戦争が始まる前と、平均して6cmも身長が低くなっていました。
当時の日本には、育ち盛りの子ども達に十分食べさせるだけの食べ物がありませんでした。そこで、日本の子ども達を助けようと外国の粉ミルクや小麦粉、缶詰などが送られてきました。これらの送られてきた物を使い、再び給食が始まりました。外国からいただいたこれらの食べ物を「ラフ物資」と言います。ラフ物資が送られてきたのが、昭和21年12月24日でした。送られてきたこの日を記念して各種の事業が行われていましたが、12月24日は冬休みに入るので、昭和25年より、一ヵ月後の1月24日から30日までの一週間を「全国学校給食週間」としたのです。
今年の給食週間は、1月26日から30日の一週間で、地元の産物や、郷土料理を中心に、色々なものを食べることができます。
私たちが食べている給食には、食べ物を作る人、運ぶ人、作る人、配膳する当番さんなど、多くの人々が携わっています。
給食のために働いている人、関わっている人たちや、大切な食べ物をいただけることに感謝をしながらいただきたいものです。
そして、本校HPでは、毎日の献立を紹介していますが、お母さん・お父さんの時代と随分変わってきていることと思います。家族で、昔の給食についても話していただけると、子どもたちにとって、今の給食のありがたさも伝わるのでは、と思います。