学校日記

2015.1.30 電車の中で何をする?

公開日
2015/01/30
更新日
2015/01/30

校長室から

先日、名古屋で行われた会議に参加するために名鉄電車に乗ると、目の前に座る多くの人が、携帯電話の画面を見ながら親指をサクサク動かしています。「今さらながら・・・」といった光景ですが、改めて見てみると、向かいの座席一列が全員触っているのですから、笑えません。

では、何をしているのか。ビジネスマンを対象にした、「電車内でスマホを何に使う?」というアンケートによると、「ベスト10」は以下のようになっています(「アイオイクス株式会社」調べ)。

1位:ニュースを見る 71人
2位:ゲームアプリで遊ぶ 40人
3位:SNSを使う、メールチェック 共に22人
5位:ポイントサイトで稼ぐ 22人
6位:株価をチェック 7人
7位:YouTubeで動画鑑賞 6人
8位:音楽を聴く 5人
9位:スケジュールチェック、天候確認 共に4人

ということで、仕事半分、リラックス半分といったところでしょうか。なかなか興味深いデータを知ることができました。
イヤホンをしている人も、音楽を聴いているのではなく、ゲームの効果音や動画の音声を聴くためだったということが分かります。CMで見る「タブレットやスマホで読書」なんて人は、実はほとんどいないということが分かります。
実際には、英語の参考書を開いて、スマホに落としたリスニングのデータを聴くという、時間も機器もうまく活用している高校生を見かけることはありますが・・・。

そんな中、「こんな時じゃないと…」と、自分は「紙の本」の読書をすることが多いです。往復1時間+アルファの時間を使えば、うまくいくと、新書1冊が読める計算になるからです。見渡してみると、実に、本を読んでいる人が少ないことに気づきます。

移動時間を、仕事に、リラックスに、読書に、睡眠に・・・とどんな使い方をしてもその人なりの狙いがあれば有効な時間の使い方で問題はありません。しかし「ただ何となく・・・」ではもったいないような気がしました。
会議の行き帰りに、改めて時間について考えさせられたのでした。

(※写真はイメージです。撮影したものではありません)