2015.2.12 岩倉北小学校の授業公開に参加して
- 公開日
- 2015/02/12
- 更新日
- 2015/02/12
校長室から
10日(火)は、午後から、岩倉市立岩倉北小学校の研究発表会におじゃましました。
研究主題は「進んでかかわり合い、共に学ぶ喜びを感じる子どもの育成」というもので、子ども達が「積極的に学ぼうとする姿勢」を様々な授業で見ることができました。
授業は、どの学級も、子ども達と交流がしやすいように、全体の座席が「コの字隊形」になっており、自然なかかわり合いが見られました。また、ペアやグループによる学習場面が意図的にいくつか設定してあり、子ども達が穏やかな表情でかかわり合う場面も見られました。意思表示をはっきりするために、赤白帽を使った場面も多く、そんな中からかかわりも広がる場面もありました(写真)。
全体講演会では、愛知教育大学教育実践研究家の中妻雅彦教授が「なぜ、『かかわり合い』『共に学ぶ』がキーワードなのか」というテーマで、その実践に迫る意味についてお話いただきました。本校でも行っている実践も耳にする場面がいくつかあり、本校の取組の良さを改めて確認できました。
世の中は、世界的に「個人追求」から「共同の学び」へ世界的にシフトしていくと言われています。国内でも、その理論は随分定着してきていますが、まだ「1(教師)×多(生徒)」という講義形式の授業から抜け切れていない教師や学校も中にはあります。
特に、「アクティブ・ラーニング」(講義形式とは異なる、能動的な学習法の総称)という言葉をよく耳にするようになりました。「総合的な学習の時間」等で、既に意識的に実践している現場は数多くありますが、ディスカッションやグループワークなど、「かかわり合い」を大切にする場面が数多くあり、「共同の学び」は、ますます大切になってくるでしょう。
本校も、「かかわり合う」ことで、効果的な学びが達成できるように、日々の研鑽を深めて行きたいと考えています。岩倉北小学校からは、今後の方向性について改めて確認することができました。ありがとうございました。