2015.2.14 美術品から“音”を感じる
- 公開日
- 2015/02/14
- 更新日
- 2015/02/14
校長室から
今日の午前は、小牧市のメナード美術館に行きました。
現在開催中の展覧会が「音からうまれる色ワールド」というもので、「美術品から音を感じる」という興味深い企画だったためです。
展示構成は3部からなっていました。
「1 音が聞こえる色の世界−人間の営み」では、楽器、ジャズ、サーカス、ダンス、ビリヤード、能面、舞妓・・・など、様々な音がイメージしやすい作品が並びます。どちらかと言えば鮮やかに彩られた作品があふれ、モネ、ルソー、シャガールなどの作品も並んでいました。初めて、作品を見ながら、音を感じるという見方ができました。
「2 春の足音」では、日本人による作品ばかりが並びます。春を感じさせる花や鳥があったり、雪解けの景色があったりします。「1」を受けて見る作品は、自然界のさりげなくも独特な春の音が伝わってくるようで、さらに、作品によっては「無音という音」さえも感じようでした。日本の良き風景にあふれ、改めて日本の自然の美しさも感じることができました。
「3 耳をすませば−自然からの音」では、こちらも日本人による作品ばかりが並びますが、山、川、海などの自然の景色から聞こえてくる音や、猫、鳥、小動物などから聞こえてくる音にあふれていました。「2」と同様に、日本の良さを味わえました。
三つのテーマごとに「違う見方・感じ方」ができ、美術品の見方に「新しい発見」がありました。
驚くのはメナード美術館が、「1,400点」も所蔵する美術館であること。これからも様々なテーマで、見る者の感性を育んでくれるようです。
ちなみに、「小牧シティマラソン」のスポンサーでもあり、マラソンを走った人は、ゼッケンを見せると「入場無料」(一般900円)に。今日はありがたく使用させてもらいました。