2015.2.18 音声トレーニング1
- 公開日
- 2015/02/18
- 更新日
- 2015/02/18
校長室から
児童同士が関わり合いながら、基礎学力をつけるための学習方法に「音声トレーニング」があります。本校では、算数の単元によって、実施しています。
方法は、以下の通り。
1 1分間を計測し、各自で練習を行う
2 ペアを作り、一人が答えを言い、もう一人が答えの書いてあるプリント(写真左)を見ながら、答え合わせを同時にしていく(写真右)。時間は1分間。
3 答えが違ったときは、「ストップ」をかけ、言い直しをさせる。分からなければ「式と答え(計算の場合)」を教える。
4 役割の交代をする。
5 記録をする。記録は正答数を順に書く表でもよいし、グラフ化できる表でもよい。
この「練習+本番+本番」の「1分間」の3セットが効果をもたらせます。
確かに「百マス計算」等もスキルアップにつながりますが、「しゃべらずに行う」「“人と紙”の関係」「答え合わせにやや時間がかかる」などのことを考えると、かなり効果的な3分間だと思います。
具体的な効果は以下の通り。
・計算力を高める。
・問題を解くと同時に答え合わせができるので、間違いがその場で訂正でき、間違ったまま覚えることがない。
・自分が苦手な問題が瞬時に明らかになる。
・毎時間同じ問題を行うので基礎基本が定着する。
・1分間だけ実施するので、集中力を高めることができる。1分間で多くの問題ができる。
・チェックする係も聴覚と視覚を同時に使わなければいけないので、集中力を高めることができる。
家で親子でもできるものです。
「なぜ、この実践がいいか」というより詳しい効果については明日以降のところで・・・。