学校日記

2015.2.27 誰が指導を?

公開日
2015/02/27
更新日
2015/02/27

校長室から

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先日、校長室にお客さんがみえたときのことです。
部屋に入るなり、「いやあ、ここの児童さんは、しっかりしていますね。感心しました。」と言われました。
「とおっしゃいますと」と尋ねると、次のように説明をしてくれました。

「まず、玄関を入るなり、掃除中の児童のみなさんが、見ず知らずの私に『こんにちは』と気持ちのいいあいさつをしてくれたのです。そして、その児童に『職員室はどこですか』と尋ねると、『こちらです』と言って、一緒に歩いて案内をしてくれたのです。」

と。「あいさつ」を褒めていただくことはよくありましたが、「場所の案内」の件でほめていただくのは初めてでした。

お店で買い物中、目的の商品が見つからないとき、「○○はどこにありますか?」と店員さんが尋ねると「こちらでございます」と言いながら、目的の商品が並んでいる箇所へ案内してくれるあのシーンです。
この「案内」も差があって、サービスが行き渡っていないお店やスタッフだと「あの看板の下ですね」と、指をさして場所を指示するだけだったりし、ちょっと残念な感じを受けることがあります。

お客さんの話によると、そんな対応ではなく、きちんと同行して案内をしてくれる対応だったというのです。

「あいさつをしっかりしましょう」という指導はしても、「お客さんがみえたら、目的の場所まで案内をしましょう」という指導はしていません。いったい誰が指導をしたのでしょう・・・。

考えられるとしたら、普段の生活でそういった場面を見て学習しているのか、児童の優しさが自然と行動となって表れたか、はたまた家庭で教えられているか・・・。

いずれにしても、お客さんの言葉を聞きうれしく思ったのと同時に、児童の振る舞いに心から感心するのでした。
これを読んだ古北っ子の皆さん、校舎に入られて場所に困っている保護者やお客さんがみえたら「こちらです」と言って、ご案内するのですよ(笑)。