学校日記

2015.3.3 得意・不得意な教科

公開日
2015/03/03
更新日
2015/03/03

校長室から

3月2日付の「日本教育新聞」に、「数字が語る日本の教育」というコラムで見出しのような記事があったので内容を以下に紹介させていただきます。

教科の得意・不得意は多かれ少なかれ、誰にでもあるように思いますが、これを発達段階や性別で調べてみると、ある傾向が見えるようです。

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 性差を見ると、言語や芸術教科では女子の得意率が高い。理数や体育では、男子の方が高くなっている。(中略)さらに、学年が上がるにつれて、理数教科の得意率の男女差が拡大することが気にかかる。
 (中略)理数嗜好の性差は生物学的次元の話ではあるまい。
 国際的に見ると、その性差がほとんどない国もある。よって、表のデータは、「生物学的性差」ではなく、「社会的性差」の問題としてみるべきであろう。

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まだまだ日本では、「リケジョ」のような、理系を専攻する女性をあたかも特別な存在のように扱う傾向があります。そういった社会的な雰囲気も、「女子は文系」「男子は理系」のように分けてしまい、イメージから得意・不得意を生み出している可能性も否定はできないと思います。

「ジェンダー・フリー」(社会的性差がない)な社会を作るためには、「男だから…」「女は…」という例えは、今の時代にはそぐわないですね。気をつけたいところです。