2015.3.6 子育て四訓
- 公開日
- 2015/03/06
- 更新日
- 2015/03/06
校長室から
昨日は、我が子の一人も中学校の卒業式でした。
生まれてから15年の歳月の流れの速さを改めて感じているところです。
そんな中、ふと、昨年度のある講演会で拝聴したフレーズを思い出しました。
「手をかけただけ、後から手がかからなくなる。手をかけなければ、後で手がかかることになる。どうせかけるなら幼いうちに手をかけておきたいものだ。
また、高校生にもなれば、一緒に食事をすることも一気に減る。大学生にもなれば、一緒に暮らすこともなくなるかもしれない。そうであるなら、小中学生の間に、食事を一緒にとるなど、共に過ごす時間を大切にしなければ」
という旨の内容です。但し、最後の「手をかける」のは、決して過保護・過干渉になるということではありません。「子育てをサボることにないよう、手をかける」のです。
このことを上手くまとめられた「子育て四訓」というものがあります(山口県で中学校長や教育委員を歴任された緒方甫氏作)。
1.乳児はしっかり 肌を離すな
2.幼児は肌を離せ 手を離すな
3.少年は手を離せ 目を離すな
4.青年は目を離せ 心を離すな
上手にまとめられている四訓です。子どもが青年になり、完全に独り立ちするまでは、親として、ぜひ、心がけたいものです。
しかし、現在では、乳児をベビーカーに乗せっぱなしにし、幼児をスマホのゲームに夢中にさせ、少年はネットの世界につからせ・・・という、肌・手・目が離れつつあります。
わが子も中学校を卒業したとは言え、まだ高校生です。四訓の三段目です。まだ目が離せませんね。
そんなことを感じながら、もう少し、子育てをがんばらねば、と思うのでした。