学校日記

2015.3.11 あれから4年 その2

公開日
2015/03/11
更新日
2015/03/11

校長室から

4年前のあの日から数日経つと、ネット上では、みんなを励まし、奮い立たせるかのように「いい話」がたくさんあふれました。今日は、そのときの「子ども達にまつわる話」をいくつかピックアップし、紹介します。 

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・募金箱の前にて幼稚園位の男の子と母親の会話。母「貯めてたのに本当にいいの?」子「3DS我慢する。これで地震の人の家建てる。」と言いお年玉袋から5,000円を寄付。母「偉いね。地震の人、これで寒くなくなるね。」男の子思わず号泣。後ろにいた私、大号泣。

・長男小4が、自分の財布と貯金箱の中身を全部募金したいと、号泣しながら差し出してきた。コロコロコミック買えなくてもいいから、日本まもりたいから!って。

・息子が小学校で集められている募金に、自分のためてきたおこづかいの1000円をにぎりしめて学校に行った。そして今日は放送当番なので元気が出る曲をかけると言って「ちっぽけな勇気」を持って行った。息子を誇りに思う。未来を背負うこの子達の気持ちがある限り日本は大丈夫だと思ったら涙が出た。

・駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言ってる小さい子達を見た。駅員さん泣いてた。俺は号泣していた。

・被災した中学生の子達が学校に残ってた材料使って「がんばろう」て書いた小さい横断幕を避難所に設置しているニュース見てさぁ・・・・。家族の安否がわからない子もいるのに、“自分たちができること”をしたって言うんだよ〜。えらいなーって感動して。わたしたちしっかりしなきゃね。

・子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた、ありがとうございます、という声が震えてました。

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子ども達でさえ、なんとかしなくては、と思わせたあの日。私たち大人も、できることをできる範囲で行いたいものです。

(※写真は、福島県南会津郡南会津町HPから引用しました)