2015.3.25 知的なやりとり遊び
- 公開日
- 2015/03/25
- 更新日
- 2015/03/25
校長室から
ベネッセの調査によると、幼児期に、親子で「知的なやりとり遊び」の頻度が、「学びに向かう力」と関係があるとの報告をしています。
具体的な「遊びの内容」は、以下の通り。
・子どもとことば遊び(しりとり・だじゃれ)などをしている
・子どもと一緒に数を数えている
・子どもに本の読み聞かせをしている
・子どもと一緒に絵を描いたり、粘土や折り紙で遊んだりしている
・子どもと知育玩具(あいうえおボードなど)を使って何か学習するような遊びをしている
・子どもとブロックや積み木などをしている
というもの。これらを「よくある」「ときどきある」と回答した幼児は「好奇心」「協調性」「自己統制」「自己主張」「頑張る力」において、回答していない層と、有意な差が見られるとのこと。
さらにこれらの結果は、母親の就労の有無や、最終学歴とは差異が見られなかったということで、調査を監修した大学教授によれば「子どもが学ぼうとする意欲、粘り強く物事に取り組む力は、小学校以降の学習する力の基礎となる。幼児期には教育的な意味も含めて楽しく親子で遊ぶことが重要で、それが結果的に学びに向かう力の伸びと関連すると明らかになった」と報告しています。
この調査結果は、幼児を対象にしているとは言え、小学生の発達段階でも、まだまだ同様な遊びは大切であると考えます。特に、低学年のうちは、親子で会話をもち、たくさん一緒に遊ばれてはいかがでしょうか。「学びに対する基礎」が造られていきますよ。
詳細はこちら↓
「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査(4〜5歳児)」