2015.3.30 「風に立つライオン」と「少年兵」
- 公開日
- 2015/03/30
- 更新日
- 2015/03/31
校長室から
昨日、「映画『風に立つライオン』を見てきました」という記事を掲載しました。実は、3月23日(月)発行の「みやざき中央新聞」に、見出しのようなタイトルで社説が書かれ、「風に立つライオン」のテーマの一つである「少年兵」について触れていました。
映画は、主人公の航一郎と少年兵との関わりが、大きなテーマの一つにもなっています。
「少年兵」とは、反政府ゲリラが、家族を戦争で失った子供を誘拐し、薬物を打ち、兵士にするのです。
そして、この少年兵の問題に取り組んでいる「テラ・ルネッサンス」というNPO法人が日本にあるそうです。その創設者の鬼丸昌也さんという方が、映画を見て、「心が奮え、自分たちが訴えてきた現実を強いインパクトで伝えていた」と言われたそうです。そして、以下のような言葉を残してみえます(引用は宮崎中央新聞より)。
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「あの映画の中で描かれている傷ついた元少年兵たちの姿は、私たちがウガンダ北部やコンゴ東部で出会った元少年兵たちそのものでした。世界には確認されているだけで25万人もの18歳未満の少年兵がいます。彼らが兵士として戦わされている現実を、この映画は多くの人に伝えています。映画を見終わった後、心に残るのは、ささやかだけど力強く〈現実と向き合う勇気〉です。多くの人にこの映画が届きますように心から願います」
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映画を見る前に、この言葉を含んだ社説を読んだのですが、なんとなくは分かっても、リアリティーがありませんでした。しかし、映画を見て、「なるほど」と思ったのです。
世界には、まだまだ私たちが知らない世界があるようです。今回の映画を通して、また新しい知識を得ることができ、よかったです。
なお、「テラ・ルネッサンス」の活動は、以下のサイトに書かれています。少年兵の問題や、活動の内容がよく分かります。こちらも勉強になりました。
■テラ・ルネッサンス
(※写真は、映画.comから引用しました)