2015.4.2 入学式前の4月は…
- 公開日
- 2015/04/02
- 更新日
- 2015/04/02
校長室から
今年度の入学式は、「4月6日(月)」。子ども達は、それまで「宿題のない」春休みを満喫していることと思います(笑)。
しかし、学校の先生は、「夏休み」「冬休み」と異なり、年度末のまとめから年度初めの準備をしなければならないため、ゆっくりくつろぐことはできません。特に、4月1日になった瞬間から「超多忙」な日々を送ることになります。
というのも、これは学校独自の文化によるものですが、以下のような動きになるからです。
■1 着任した先生が揃った4月1日に、校内人事(担任、分掌等)が発表されます。
■2 発表を受けて、児童生徒が登校する前に図っておきたい案件について、全職員で共通理解を図ります。いわゆる「職員会議」です。その案件の数は、なんと「30」以上(!)。
■3 会議の合間や、会議後に、各学年・分掌ごとに打合せをしながら、子ども達が登校する日までに、学年・分掌ごとのそれぞれの準備を行います。
■4 新入生に配布する文書の封筒詰めや、1年生の学級やフロアを中心とした校内の環境づくりなど、入学式の準備を全職員で行います。
■5 3日(金)の6年生の出校日までに、児童が行う作業を明文化し、入学式の準備作業がしやすいようにしておきます。
■6 遠足の下見に出かけます。
■7 さらに、これらの合間や、作業後に、各学級開きの準備を担任ごとに行います。
これらを、3日(金)までの「3日間」で済ませなければなりません。なかなかハードです。しかし、全てをやり遂げてしまうところは、チームワークの良さであり、先生方の優れた力です。
こうして、「超多忙」な3日間を過ごすと、週末に充電をして、いよいよ6日(月)の入学式、7日(火)の始業式を迎えることになります。
校長もこの日に向けて、入学式・始業式の式辞を準備したり、先生方の準備等の進捗状況を確認したりします。
新しい出会いにワクワク感を抱きながら、準備に精を出すという、独特の空気が、この時期の学校現場には漂います。