式　辞
　春の柔らかな陽ざしにつつまれ、校庭の木々が芽吹く中、本日、ここに、保護者の皆様のご臨席をいただき、平成２７年度の入学式を挙行できますことに、心より感謝申し上げます。

　新入生のみなさん、「ご入学おめでとうございます」。

　今日からみなさんは、この古知野北小学校の１年生になりました。皆さんが入学してくるのを、２年生から６年生までのお兄さんお姉さん、そして先生たちは、みんなとても楽しみにして待っていました。

　１年生の皆さんには、古北小のお兄さんお姉さんのまねをしてほしいことが三つあります。
　一つ目は元気いっぱいの挨拶です。古北っ子は、朝、学校中に響き渡るようなすばらしい挨拶ができます。１年生の皆さんも負けないように元気いっぱいの挨拶をしてください。
　それでは、２年生から６年生までのお兄さんお姉さんがお手本をみせてくれます。
　「２年生から６年生の皆さん、おはようございます」。　・・・・。
　どうですか。さすがお兄さん、お姉さんたちですね。それでは１年生の皆さんもあいさつをしてみましょう。
　「１年生の皆さん、おはようございます」。・・・・。
　すばらしい！これからも、そんな元気なあいさつをしてください。

　二つ目は、「ありがとう」の言える古北っ子になってほしいということです。「ありがとう」の一言は言う人の心も、言った人の心も温かくなります。「ありがとう」をいっぱい言える人は、きっと友達もいっぱいできます。

　三つ目は、「友達を大切にする」ということです。友達をいじめたり、仲間はずれにしたりすることは絶対にいけないことです。友達を大切にして、仲良くすごしてください。

　上級生の皆さん、新しく、弟や妹が８９人もできました。１年生が早く学校に慣れるよう、優しくお世話をお願いします。そして、皆さん上級生の方から、「おはよう」の元気な挨拶と、「ありがとう」をたくさん言って、古北っ子の仲の良いところをいいお手本として、１年生に見せてほしいと思います。

　今からおうちの人に、お話をします。１年生の皆さんは、しばらく静かに待っていてください。

　保護者の皆様、本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。
　小学校への入学は９年間の義務教育のスタートでもあります。そんなスタートに当たり、いつも元気に「行ってきます」といって登校できる、「通いたい学校」、ご家族の皆様に、毎朝、笑顔で安心してお子様を送り出していただける、「通わせたい学校」をめざし、全職員で取り組んでまいります。
　そして、お子様の笑顔が「輝く」学校作りをしたいと考えています。

　お子様にとってはこれまでの保育園や幼稚園生活の環境と大きく異なり、しばらくは学校に慣れるまで時間も掛かると思います。しかし、間違いや失敗をしながらも、日々の継続した習慣作りが、確実にお子様達を成長させていきます。
　入学説明会等でもお話をしてきたように、本校は「ＡＢＣを大切に」ということを合言葉にしています。「Ａ・当たり前のことを　Ｂ・ばかにしないで　Ｃ・ちゃんとやる」。特別なことをしなくても、日頃から、当たり前のことをきちんと継続することで、生きる上での土台を築くことができます。あいさつをする。整理整頓をする。時間を守る。人の話を聞く…など、これらの「ＡＢＣ」ができれば、様々な力を伸ばすことができます。ぜひ、ご家庭でも、お子様へ指導をしていただけると幸いです。

保護者の皆様と、私どもとが協力して、お子様の成長を見守っていきたいと思います。
どうぞご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
　
　では、ここで、この一年間、みなさんのお世話をしてくださる担任の先生を発表します（中略）。

　今日は、「笑顔いっぱいの楽しい毎日」のために「おはよう」と「ありがとう」が言え、お友達を大切にする子になってほしいというお話をしました。
　
　８９名の１年生の皆さん、今日から、古北っ子の一員です。皆さんが「よく学び、よく考える子」「きまり正しく、すなおな子」「明るく、たくましい子」に成長されることを心から祈念して、入学式式辞といたします。

　平成２７年４月６日　江南市立古知野北小学校長　水谷　政名