2015.4.29 曼陀羅寺の藤
- 公開日
- 2015/04/29
- 更新日
- 2015/04/30
校長室から
連日、好天が続き、曼陀羅寺の藤まつりも多くの人でにぎわっています。ここ数年は、年を追うごとに、来場者数も確実に増えているようで、まさに、江南市を代表する観光スポットになっています。
ところで、この曼陀羅寺の藤、古北っ子の多くの人は知らないかもしれませんが、平成18年から3年に渡る、「藤の再生工事」が行われて、現在のような公園になっているのです。
それまでも、多くの観光客でにぎわっていましたが、よく見ると、工事前の藤は、花のつきが年を追うごとに悪くなっていました。
来場者数が増えるにつれ、問題が発生していたのです。多くの来場者が根を踏んで歩くため、樹木が傷み、花に影響を与えていたのでした。
このことは、江南市が「曼陀羅寺の藤を何とか再生したい」と、日本女性樹木医第一号であり「あしかがフラワーパーク」園長の塚本こなみさんにお願いにあがり、現場を見ていただいて分かったことでした。
塚本さんは、栄養分がきちんと行き渡るように、根が生息しやすいようにと、樹木数を半分に減らし、他県の施設へ移植しました。そして、残った樹木の根が痛まないようにと、遊歩道を設置したのです。おかげで、確実に花付きが良くなっていったのです。
遊歩道は、車いすやベビーカーなども通れるようなバリアフリーの作りになっており、多くの人が訪れやすいようになっています。そんな細やかな配慮も素敵です。
「根を大切にする」ことで、見事な花を咲かせる。
人も、植物も「根っこを大切にする」ことがポイントなんですね。
さて、その塚本こなみさんが、明日30日(木)の「カンブリア宮殿」に登場します。「あしかがフラワーパーク」「曼陀羅寺の藤」同様に、現在、浜松市の「はままつフラワーパーク」をも再生させ、さらに注目をされているのです。キーワードは「感動分岐点」。江南市の藤も触れられるといいのですが・・・。明日の放送を楽しみにしたいと思います。
(※関係サイトは以下をクリック↓)
■カンブリア宮殿(テレビ東京系)
■あしかがフラワーパーク
■はままつフラワーパーク