2015.5.4 ちはやふる
- 公開日
- 2015/05/04
- 更新日
- 2015/05/04
校長室から
たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日もその一つを紹介したいと思います。
百人一首を題材にしたマンガの「ちはやふる」。
2010年「このマンガがすごい!オンナ編」で1位を獲得した漫画です。
我が家では、子どもたちが小学生の頃、楽しく百人一首に親しんでもらい、歌を覚えてもらえれば、という動機で購入を始めました。
すると、「百人一首に親しむ」というより、「スポ根漫画」を見るかのよう。今では、娘より、息子やお父さんの方が続きを楽しみにしているくらい(笑)。
「畳の上の格闘技」とも呼ばれる「競技かるた」を通して、その腕に磨きをかけるためにはどうするか、勝つための戦術をどうするか、仲間と共にどう戦うか・・・などなど、まさに、少し昔に流行った「スポ根」をイメージさせるものです。
少女漫画でありながら、男性にも人気があるという理由がよく分かります。
また、実際の「競技かるた」は、とても激しいものですが、そんな激しさが伝わってくるカットです。では「競技かるた」が、どれくらい激しいのか。かるたを取る瞬間は「スロー再生」されないと分からないスピードで手が動きます。そして、時には、その手と手がぶつかり突き指や骨折に繋がるというのですから驚きです。
漫画の中では、競技かるたの特性、競技のルールの解説、歌の解説などがきちんと盛り込まれ、知らない人が読んでも徐々にその知識を増していくことができます。実際、競技かるた人口の拡大にも貢献しているというからさすがです。
ちなみに、漫画は過去に2期ほどアニメ化されていますが(この地方では放送されていない?)、この度、ついに「映画化」が決定され、そのストーリーやキャスティングがどうなるかと、ファンの間では盛り上がっています。
しばらくブームは続きそうです。
「ちはやふる」。家族で読める漫画として、おすすめです。