学校日記

2015.5.8 男女市松模様の座席

公開日
2015/05/08
更新日
2015/05/08

校長室から

写真の座席の配置が、男女が「市松模様」の状態で、並んでいるのが分かるでしょうか。
一昔前までは、「男子の列」「女子の列」というように、男女を分けて座席の配列をすることが一般的でしたが、本校では、逆に、この座席配置が一般的です。

これは、小グループにしたり、大きなコの字の話し合い隊形にしたりすることが多くなった、現在の学習形態によるところからきています。

「グループで話し合いをしましょう」「コの字にしましょう」としたときに、机を並べますが、その時に男女が一列ずつに分かれていると、グループにしたときに、同性が並んで座ることになります。すると、話し合いが、同性で行われる可能性が高くなり、ともするとおしゃべりになったり、ふざけあいが起きたりする可能性もあります。しかし、「市松」であれば、グループにしたときに、前を見ても横を見ても異性が座っていることになり、そうなることも少なくなります。また、異性間の多様な考えに触れやすくなります

さらに、異性のかかわり合いが増えることで、男女の良好な人間関係を築くことができ、集団の雰囲気も、温かくより良いものになっていきます。
良好な人間関係は、「学び合い」の基本である「聴き合い」ができ、そこからさらに、「高め合い」「深め合い」につなげることができます。

男女「市松模様」という座席配置は、互いに「かかわり合う」ことをするために、有効な座席配置なのです。