学校日記

2015.5.12 グループは4人で

公開日
2015/05/12
更新日
2015/05/12

校長室から

  • 1253433.jpg

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310018/blog_img/60394751?tm=20250203120257

昔から「グループで話し合う」という場面はありました。
しかし、お父さん、お母さん方の時代は、おそらく「6人」が多かったのではないでしょうか。

しかし、本校では、考えを共有したり、まとめたりするときは「4人」の、男女2×2の市松模様の座席をベースに行うことが多いです。

では、「6人」に比べ、「4人」であると何がいいのでしょうか。
「6人」であれば、前後どちらかの端が拠点となった時に、誰かが話し合いの輪に入れず(遠いから入らず)、「お客さん」が生じる恐れがあります。「対角線」に位置する座席の児童同士の会話がしにくくなるのは必然です。
6人で食事にいったときに、一つのテーブルに座るも、知らないうちに、4人と2人に会話がわかれてしまう場面に見覚えがあることと思います。あれです。
しかし、距離が近い「4人」であれば、基本的には、4人で会話が進んでいきます。また、グループに資料を1つにすることで、写真のように頭が自然と近づき、会話も増えます

また、班の数が増えるため、班内で取り回しをする司会の数も「6人」班に比べると、必然的に多くなり、リーダー不足が懸念されます。しかし、リーダー格の児童がいなくても、誰もが司会を経験することで、徐々にそんなスキルが身についていき、リーダーへと近づいていくでしょう。

このように、「学び」と「コミュニケーション」の二つの力を育むには、6人より4人がいいと考え、グループ活動を展開するのです。

課題によって、このような場面を取り入れながら、授業を展開しています。