学校日記

2015.5.19 Google Earthの活用

公開日
2015/05/19
更新日
2015/05/19

校長室から

6年生の社会の授業のワンシーン。
大型ディスプレイには、「仁徳天皇陵」が映し出されています。教科書や資料集で、その写真を見ることができますが、学びを少し深めるためには、「Google Earth」のソフトを活用します。

「Google Earth」は、「バーチャル地球儀ソフト」とも言われ、世界中の衛星写真を、まるで地球儀を回しているかのように閲覧することができるソフトです。ちょっとした旅行気分が味わえます。
また、ただ地表の写真を見るだけではなく、画面を傾けると立体的な表示となり、主要都市では、「3Dビルディング」の再現がされるなど、よりリアルな視覚的な表示も可能なソフトです。

今回の授業であれば、このソフトを使い、視点の位置の高さを変えることで、どれだけ大きな「お墓」であるかが分かります。「宇宙から見える建造物=万里の長城」みたいなことが実際にシミュレーションできるのです。

また、あらかじめ映し出したい地点を、ソフトの機能にある「録画」を使えば、ボタン一つで、目的地まで飛んでいき、上空から俯瞰できるような動画を表示させることができます。今回の授業であれば、江南市曽本町にある「二子山古墳」から「仁徳天皇陵」まで、飛んでいくのです。

さらに、同じ地点の時間軸をさかのぼって表示させることができます。
そこで、「震災前」「震災直後」「震災後」という変化を比べたり、旧ソ連の湖「アラル海」がどのように無くなっていったのかを比べたり、といった活用もできます。

知的好奇心をくすぐるにはもってこいのソフトです。子ども達の学習意欲を換気し、学びを深めるためにも、このようなソフトを必用に応じて効果的に活用した授業を展開しています。