2015.5.20 タイマーの活用
- 公開日
- 2015/05/20
- 更新日
- 2015/05/20
校長室から
体育の授業では「ストップウォッチ」、家庭科のゆで玉子を作る授業では「キッチンタイマー」・・・と、時間を計る場面は、単元によって、いくつかの場面で見ることができます。
しかし、通常の教室の授業でも、タイマーを活用します。
「では、考えたことをノートに書きます。時間は○分です」
「○分間、話し合いの時間を設けます」
「○分計るので、できるところまで進めます」
などなど…。
これらの場面で「5分くらいで」では、あいまいです。思考に緊張感が漂いません。
「時計の針が『12』になるまで」でもいいですが、案外、指示を出した教師が、机間指導をしている間に「あ、過ぎちゃったね。ではやめましょう」となることはよくあること。
それらを解決するには、やはりタイマーが有効です。メリットとしては、
・制限時間に活動を終えなければならないという緊張感が与えられる。
・大型のものであれば、残り時間が明確。
・終われば、アラームで知らせてくれる。
ということがあります。最近では、教室の一番後ろの座席の児童が見える大きさを売りにした、授業専用のタイマーを教材会社が開発したり、教室内の常設ディスプレイに表示するタイプのものがあったりします。
ただ、常に時間を計っていると、急かされる感があったり、「またぁ?」となったり、緊張感が欠けることにもなります。
「ここは、思考を深めさせたい!」と思ったところで、タイムリーに使い、授業にメリハリを生みます。
黒板に貼ってある、小さなタイマーは、実は、そんな力を秘めているのです。