学校日記

2015.8.30 甲子園

公開日
2015/08/30
更新日
2015/08/30

校長室から

今日は、四方山話を一つ。
毎年、全国高校野球選手権大会が終わると、「夏休みもあとわずか…」という思いにかられますが、今年は、「U18野球ワールドカップ」が日本で開催されています。少し前まで全国を盛り上げた高校野球球児の活躍が、引き続き見られるとあって、もうしばらく今夏の高校野球熱は続きそうです。

ちなみに、この夏の「全国高校野球選手権大会」ですが、誰もが「甲子園」という言い方で、会話が通じます。高校野球全国大会の代名詞となって定着しています。そして、「甲子園=全国大会」という図式が成り立っていることから、現在では、「〇〇甲子園」という様々な全国大会が開催されています。
調べてみると、高校生が出場する「〇〇甲子園」だけで、70を超え(参照:甲子園の名がつく高校生大会一覧:Wikipedia)、大人が出場する「〇〇甲子園」をあわせるとなると、150を超えるのだとか。恐るべし「甲子園」です。

なお、この「甲子園」という名前は、兵庫県西宮市南東部の地域名です。所在地は「西宮市甲子園町1番」というのですからさすがです。そして、甲子園球場周辺には、「西宮市甲子園七番町…」などという地名が存在しています。

現在では、プロ野球阪神タイガースの本拠地であることは、当たり前の知識になっていますが、もともとは、全国中等学校優勝野球大会(全国高校野球選手権大会の前身大会)の開催を主目的として建設されたというのですから驚きです。
日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は当時の日本の野球場の中で最大のものでした。
完成した「1924年」が、十干十二支の最初の組み合わせに当たる「甲子年(きのえねのとし)」という60年に一度の縁起の良い年であったことから、「甲子園大運動場」という名前がつけられ、そして、その一帯の地名が「甲子園」と名づけられたのです。タイガースの本拠地となったのは、戦後「1948年」というのですから、だいぶ後のことだったのですね。

さあ、これから「U18」がどんな活躍を見せるのか、もう少し、「高校野球」に注目したいと思います。

(※写真は、Wikipediaより引用しました。高校野球ではなく、タイガースの試合ですが…)

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