2015.9.16 デジタルカメラの活用
- 公開日
- 2015/09/16
- 更新日
- 2015/09/16
校長室から
文部科学省は学習指導要領にて、「教科指導におけるICT活用」を推進しています。
児童生徒が効果的にICTを活用する学習活動を通じて、教科の目標を達成することと、子どもたちの情報活用能力の育成とを併せ行うことを目的の一つにしているのです。
写真は、理科の授業でデジタルカメラを活用している3年生のワンシーンですが、本校には、1学年が1グループ1台持ちながら活動できるだけの台数を揃えています。今の児童は、全く抵抗なく、デジカメを扱うことができ、「さすが」と思わされます。
さて、「学習指導要領における教育の情報化の概要」には、「小学校における児童のICT活用」として、「デジタルカメラなどを用い」という文言を見つけることができます。そこには、活用の具体例が挙げられていますが、「1・2年生」から例があるのには驚かされます。私たちの世代では、当時の小学校生活からは考えられないスタイルです。以下にその一例を紹介します。
【社会科における具体例】
●第3,4学年
「地域の生産や販売に携わっている人々の働き」において,地域の人々の生産や販売の様子を見学したり,生産や販売の仕事に携わっている人々から話を聞いたりする際に,デジタルカメラ,ICレコーダーなどを活用して,見学や観察した内容を記録する。
【理科における具体例】
●第4学年
生命・地球「季節と生物」において,植物を育てたり,身近な植物を一年を通して定期的に観察したりする際に,デジタルカメラなどで植物を継続して撮影し,その成長と季節との関わりをとらえる。
【生活科における具体例】
●第1,2学年
地域の様子を観察したり,公共施設を見学したりした内容を,児童がデジタルカメラなどで撮影して,観察や見学の学習記録として用いる。
【図画工作科における具体例】
●第5,6学年
鑑賞する活動において,児童が作成した絵や製作物をデジタルカメラで撮影して記録に残したり,大型ディスプレイなどで友だちに発表したりする。
【体育科における具体例】
●第5,6学年
器械運動「跳び箱運動」において,デジタルカメラの動画機能などを用いて,自己の課題に応じた練習を工夫するために,自分の動きを撮影し,動きや技の改善点や高まりを見付ける。
などなど…。本校も、これまで具体例のように、社会科のフィールドワークや図工の鑑賞などで、活用を図ってきています。引き続き、学力向上につながるよう、有効に活用していきます。