学校日記

2015.9.19 運動会の「赤白」

公開日
2015/09/19
更新日
2015/09/19

校長室から

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今日は、中学校の体育大会にお邪魔しました。中学校では、学級対抗であったり、ブロック対抗であったりするため、「赤白」に分かれて体育大会を行う、ということはありません。

しかし、小学校では、多くの学校で「赤白」に分かれて行います。
では、この「赤白」の起源はなんでしょうか。

一つとして、源氏と平家が戦った「源平合戦」が起源とされています。敵と味方を区別するために、源氏は、白旗を用い、対する平家は赤旗(紅旗)を用いていたと言います。このことがもとで、「赤白」は対抗する図式の象徴色の一つとなったと言われます。

しかし、現在の形の「赤白帽」の歴史は、意外にも浅く、帽子が生み出されたのは、昭和の中後期(昭和40〜50年頃)のようです。当時、一時代を築いた噺家や喜劇役者でありながら、実は発明家でもあった柳家金語楼が考え、実用新案の登録をしたのです。すごい発明ですね。

余談ですが、この頃の多くの男子児童は、赤白の帽子を双方に広げ、つばの部分を立てるようにして頭にかぶると「ウルトラマン!」と、手を胸の前に十時に構えて「スペシウム光線」を出す真似をしたものです。懐かしいですね。

さて、海外では様々な分け方をするようです。
中国は「東西」「南北」というように方位で対抗戦を示す国があったり、韓国の「青」「白」に分ける国があったりします。
また、一部の小学校では、中学校のように、全ての学年が4クラスや3クラスであると、赤、白、青、黄などの複数の色を用いた組分けをするところもあります。

古北小は、伝統の「赤白」に分かれての運動会です。
今年は、どちらが勝つのでしょうか。来週の土曜日が楽しみです!