学校日記

2015.10.7 教師は五者であれ

公開日
2015/10/07
更新日
2015/10/07

校長室から

今日は、5年生の「外国語活動」の授業研究がありました。
5・6年生では、年間35単位時間の「外国語活動」を実施します。江南市には、週に一度、市内の小学校を巡回するALT(Assistant Languages Teacher)のグレッグ先生がいますが、週に1度であるため、全ての学級の外国語活動の授業に毎時間支援してもらうことはできないため、こうした担任のみの授業も行います。
そうした授業をどう行うかは、現在の小学校教師の課題の一つになっています。

「教師は五者であれ」とは、教師の間で、よく用い、例えられる言葉の一つです。その内訳は、「学者」「役者」「易者」「医者」「芸者」と言われます。

その理由は、以下の通りです。
学者:自分の専門分野の学問に通じ、豊富な知識を有する「学者」であれ
役者:時と場所によって、様々な役が演じられる「役者」であれ
易者:個性を見極め、将来の道を示せる、適切な進路指導ができる「易者」であれ
医者:児童生徒の心身の状態を把握し、適切な対応ができる「医者」であれ
芸者:児童生徒を楽しませ、やる気にさせる巧みな技が見せられる「芸者」であれ

特に今日の授業は、この中の「学者」「芸者」そして時に「役者」の姿が見られた授業でした。子ども達は、授業を見に来た先生達の数に緊張気味でしたが、担任の「三者」の姿に、徐々に心もときほぐれていき、後半は、楽しみながら、授業に臨み、学びを深めていたのが印象的でした。

教師のあるべき姿を、ふと思い返させてくれるような授業でした。