学校日記

2015.10.17 その1秒を削り出せ

公開日
2015/10/18
更新日
2015/10/18

校長室から

昨日、2016年1月2・3日に行われる「東京箱根間往復大学駅伝競争(通称:箱根駅伝)」の予選会がありました。

昨年から、テレビ中継がされるようになったのですが、本戦同様に、しっかり観てしまいました(東海地区は、録画放送)。

今回で、第92回となりますが、第91回では創価大学が、第85回では上武大学が、第80回では城西大学が初出場を果たしており、常連校も、年々、本戦出場が厳しくなっています。

予選会は、1校につき、12名が20kmを走り、上位10名の合計タイムで、上位10校に出場権が与えられます。
合計タイムであるが故、チーム内のトップが速ければ速いにこしたことはないですが、チーム内の下位でゴールしたメンバーのタイムをカバーするために、全員が、「1秒でも速く」ゴールする必要があります。

結果は、ご存じの方も多いかと思いますが、今年は、東京国際大学が初出場を果たしました。そして、過去69回もの出場を果たしている東京農業大学や、68回もの出場を果たしている専修大学が出場を逃すなど、その他、常連校が悔しい思いをする結果となっています。

中でも、出場ボーダーラインとなる、10位の上武大学と、11位の国士舘大学では、タイム差が、なんと「10秒」!
「一人1秒」速く走ることができれば、届いたタイムです。国士舘大学の選手の思いは、言葉に表すことができないほどのものでしょう。

本戦でも、2011年大会では、東洋大学が、早稲田大学に「21秒差」という、大会史上、最も僅差で準優勝したという大会がありました。そこから「その1秒を削り出せ」という合言葉のもと、次の大会で優勝したということもありました。

これ以上にない「1秒の重さ」を感じたであろう国士舘大学の選手及び関係者。
今年の箱根駅伝後の本HPでも掲載しましたが(参照:2015.1.3 箱根駅伝)、私たちも、日頃の「1秒」という時間を大切にしたり、わずかなことに対するこだわりを大切にしたりしたいものです。

観ていて、胸が熱くなる場面もしばしば…。本戦ではそれ以上に…?
今年の本戦も楽しみです!

箱根駅伝公式webサイト
(※写真は、HPの画像を引用させていただきました)