2015.11.4 グループによる話し合い
- 公開日
- 2015/11/04
- 更新日
- 2015/12/03
校長室から
5年生の算数の授業のワンシーン。グループによる話し合いが行われています。
昨年度も、話題にしたことがありますが、グループは、4人が基本です(参照:グループによる学び合いは「4人」で)。
その4人の良さは、上記の写真を見ると、よく分かるかと思います。
左の写真は、話しをしている子の方を3人がきちんと向いて聴いています。普通の声量でも会話が成立する距離であり、話し合いに集中できます。6人班の対角線上では、場合によっては、集中することが厳しい距離になります。
また、右の写真は、互いの頭の距離が非常に近くにあります(3人グループですが)。一つの図をのぞき込むようにして、集中して話し合いができています。これも、6人班の対角線上、あるいは二つ隣の席の子がのぞき込もうとしてもできないことです。
先週末(10月30日・金)にお邪魔した、岩倉市立岩倉北小学校の研究発表会でも、そんな場面を多くの教室で見かけました。
また、その中での講演で、愛知教育大学教職大学院教授の中妻雅彦先生が、やはり「グループによる話し合いは4人で行うこと。手が差しのべられる距離であることが大切である」とおっしゃってみえました。
「話し合う」ことで、「教え合う」「認め合う」「確かめ合う」ことができます。そして、多様な考えに触れることにより、互いや自分を「磨き合う」「高め合う」ことができます。
何となくグループで話し合うのではなく、一つの結論を導き出す過程の中に「学び」があります。
そんな理由から、「4人」でのグループによる話し合いをしています。