2015.11.8 いびがわマラソンを終えて
- 公開日
- 2015/11/08
- 更新日
- 2015/11/08
校長室から
これまでハーフマラソンは、何度か走っていましたが、フルマラソンは初めての挑戦でした。30kmまで、自分が考えていたペースで走ることができ、「思ったよりいいタイムでフィニッシュできるかも」と思っていたのが甘かったです。「30kmの壁」とはよく言ったもので、体のあちらこちらにダメージが現れ、一気にペースダウン。目標タイムは切れたものの、「これがフルマラソン」というものを思い知らされました。
しかし、開会式で高橋尚子さんが言っていました。「他のコースなら、この『いびがわ』で出したタイムより、間違いなく10〜20分は速くなります」と。
そうです。それだけ過酷なコースなのです。自分も、「初めてのフルを『いびがわ』にすれば、今後、フルにチャレンジしたときは、必ず、ベストタイムが出るはずだから、『いびがわ』でデビューだ」と決めていました。そういう意味では、今後のフルが楽しみです。
しかし、この大会に出ると感じるのは、運営する人たちの対応が、実に気持ちがいいのです。受付の高校生、Tシャツを受け取る箇所の係の人、給水所の中学生、コース上に立っているスタッフ、駐車場の係りの人・・・、誰もが、丁寧にあいさつをし「がんばってください」と笑顔で送り出してくれます。
コースに立っているスタッフが、笑顔で、心から「がんばってください!」と、途切れることなく元気よく声をかけているところを通りました。すると、横にいたランナーが「あー、元気をもらった」と呟くのを聴き、まさにそうだな、と思いました。
そして、沿道につらなる、長蛇のハイタッチの列。保育園・幼稚園のかわいいチビッコや、小学生・中学生がクラス毎(学年毎?)に列をなしています。往路はよかったのですが、申し訳ないのですが、復路は、ハイタッチをするエネルギーがありませんでした。
ゴール付近では、途切れること無く「負けないで」「栄光の架け橋」などが演奏され続けます。吹奏楽部のエネルギーに感謝です。
その他にも、本当に多くの元気をもらいました。
印象的だったのは、選手宣誓をした人が、「小学生の頃、沿道で応援をしました。中学生になると、会場運営のボランティアをしました。高校生では、ゴールする人の名前を読み上げることもしました。そして、今は、ランナーとして出場します。これからも、揖斐川町に暮らすことを誓います!」という旨のことを話したときは「すごい!」と思いました。これが、「揖斐川町の人にとってのスタンダードなんだ」と思いました。
この、町を挙げての対応の良さが、10,000人の定員が、25分で締め切られる(ネット申込み)理由でしょう。
来年も、エントリーし、ベストの走りをしたいと思いながら、会場を後にしました。