2015.11.16 AをさせたいならBと言え
- 公開日
- 2015/11/16
- 更新日
- 2015/11/16
校長室から
以前にも、上記の見出しで、記事を書いたことがありましたし(参照:2015.7.10 AをさせたいならBと言え)、先週の全校での合唱練習もそのエッセンスでしたが(参照:2015.11.9 合唱指導に思う)、今日の朝礼時の合唱練習でも、同じエッセンスがありました。
今日の指導は、先週のポイントを意識することを念頭に置き、本番の一発勝負で、しっかり声が出るようにするための声量を確保することでした。
「どならずに」という条件で、あるフレーズを繰り返し指導します。
「前の人の頭にぶつけるつもりで歌いましょう」
「さらにもう一人前の人の頭にぶつけるつもりで歌いましょう」
「舞台のセットにぶつけるつもりで歌いましょう」
段階的に、確実に声が大きくなっていきます。
「では、今の意識で、最初から歌いましょう」
これだけで、声量が大きく変わりました。
歌い終わると「130点の歌声になりました」と評価しました。
「うまいなぁ」と思いました。
「もっと大きく!」と言ったところで、大きくはなるでしょうが、「大きさの程度」は、個人内でバラバラでしょう。しかし、指導の段階が具体的なので、誰もが基準に対して段階的に比例して大きくなります。
しかも、最後の歌は、声量だけでなく、体を使って歌っています。
「AをさせたいならBと言え」。改めて、その指導の効果を確認した今朝の朝礼でした。