2015.11.28 SLAM DUNK
- 公開日
- 2015/11/28
- 更新日
- 2015/11/28
校長室から
たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日も我が家で愛読されている、その一つを紹介したいと思います。
「SLAM DUNK」。語るまでもないバスケットボールを題材としたスポーツ漫画です。
発行部数は、驚きの「1億2千万部」を突破した漫画です(ちなみに、国内で1億部を突破した漫画は、「ONE PIECE」の「3億」をトップに、11作のみ)。お父さんの多くは、読んできたのではないでしょうか。
つい先日、最終巻の31巻を手に取り、パラパラと読んでいると、主人公の桜木花道所属の湘北高校と、名門の山王工業との戦いに、またしても目頭を熱くしている自分が…。「またしても」というのは、何度読んでもジーンとしている自分がいるからです。
実際のバスケットボールは接戦になると、1秒も目が離せなくなります。試合時間を計る時計は、1分を切ると、0.1秒単位でカウントされるくらいです。反則があったり、ボールがコートの外に出たりして、審判の笛がなると、試合時間を計る時計が止まります。「残り5秒で3点差」という場面でもタイムアウトをとって、3点を奪う(または3点を守る)指示を出すくらいです。実際、5秒もあれば、同点にすることはもちろん、逆転することも可能な時間です。
特に、作者の井上雄彦さんは、その1秒の描写の連続がとても丁寧で、かつテンポよく、見ている者が引き込まれていきます。そして、登場人物のセリフは「名言集」にもなっているほどです。
今夏に発売された、スポーツ雑誌「Number」の別冊「Number PLUS」で、「スポーツ漫画最強論」という特集を組んだものが発売されました。
2,000人を超える投票で、スポーツ漫画の中で「1位」となったのは「SLUM DUNK」です。881票は、「2位」の「キャプテン翼」の376票を大きく引き離しての結果です(以下、3位「ドカベン」、4位「タッチ」、5位「キャプテン」)。
雑誌内では、ドイツで活躍している、サッカー日本代表の内田篤人選手が、熱くスラムダンクについて語っているのが印象的です。種目を超えて、トップアスリートに影響を与えるという漫画が「SLAM DUNK」です。
写真は、単行本(1巻・31巻)ですが、現在は、一回り大きなサイズとなった「完全版」として発売されています。
「SLUM DUNK」。家族で読める漫画として、おすすめです。